メンタルの不調
休職をして2ヶ月経とうとしている。
しかしいまだに仕事のやる気は起きない。
休職延長して復職するにしても、やりたいことで仕事できるようになるまで、仕事に耐えられるのだろうか…。
そんなことを考えていると心が焦ってきた。
1月ほど前から自己理解プログラムを受け、日々ワークに取り組みながら「やりたいこと」を見つけてきた。そしてやりたいことを見つけたら、日々それをやってみる。そうやって試行を繰り返すと、「これはあんまりやりたくないかも?」と思う瞬間があり、そのたびに方向転換を試みる。しかしそんな努力にも関わらず、全くやる気が起きない朝がやってきた。
体が重くて動かない。漫画の下書きを仕上げたいのに、やる気が湧いてこない。ただ動画を見ることしかできない…そんな無力感が心に押し寄せる。
過去の人がやったことを学び、それを今に生かす
そのとき、ふと絵画教室の先生の言葉が思い浮かんだ。
絵画教室の生徒が、「先生、最近何か描きたいっていう気持ちが起きないんですよね」と相談したことがあった。その時の返事はこうだった。
「描く気が起きないんだったら、模写してみたら?僕も大学時代に同じような状況に陥った時があって、その時の先生に、無理に描こうとするのではなく、まず模写してみろ、と言われたんだよ。そうしているうちに、自然とまた描きたい気持ちが湧いてきたら、それから本格的に描けばいい。描きたいときに描けるスキルがあるのは強みだからね。だから、まず模写から始めてみたら?」
もしかして今の自分も、あの時の先生と同じ状況にいるのでは?そう感じた。
やる気が起きない時の対処法
その日は、ぐだぐだと過ごす日にすることに決めた。ゲーム実況を見たり、ぼーっとしたり…。気がつけば時間が過ぎていった。
午後になって、少し動きたい気持ちが湧いてきた。立ち上がって豆乳を飲み、作り置きしていたご飯を温めて食べる。体が少し軽くなった気がした。そして、気づくと、途中まで進めていたタスクに手をつけていた。
そうか、本当にやる気が出ない時、まるで屍(しかばね)のように過ごすことも一つの手なんだ。屍のままでできる楽しみを見つけて過ごせば、また少しずつ動き出せる。思い返せば、大学時代にも似たようなことがあった。鬱っぽくなり、丸一日寝たまま過ごした後、翌日には復活していたのだ。
がっつり休むことは、メンタルが不安定な私にとって大切なことだと、改めて学んだ。時には何もせず、ただ自分を休めることが、次の一歩を踏み出すために必要なのだと気づいた。